調査によると、ITエンジニアから管理職になった人の約7割が「なって良かった」と答えたそうです。
理由としては、チーム全体で成果を出す達成感や、年収の増加、より広い範囲の意思決定に関われることなどが挙げられています。
一方で、管理職になる前に不安を感じた人も多く、人間関係や責任の重さを心配する声が目立ちました。
この結果は、キャリアの考え方に関わりますね。ITの仕事では、専門性を深める道と、チームをまとめる立場を目指す道があります。

たとえば、ある開発チームでメンバーとしてプログラムを書いていた人が、リーダーになると、作業そのものよりも進み具合の確認や役割分担の調整が中心になります。

自分の成果だけでなく、チーム全体の成果を考える視点が求められます。
事前に身に付けたいこととしては、コミュニケーションの経験や、マネジメント※1の知識、プロジェクト※2全体を見る力が挙げられました。技術力に加えて、人や仕事の流れをまとめる力が重要と考えられているようです。
まずは、小さな場面でもよいので、進行役を経験してみることが一つの行動です。会議のまとめ役や、作業の調整役を担うことで、管理職に必要な視点を少しずつ身に付けることにつながります。

※1 マネジメント:目標を決め、人や仕事をまとめて成果を出すために管理すること。
※2 プロジェクト:期限や目標を決めて進める一連の仕事のこと。
どちらもよく耳にする言葉ですが、あらためて定義をおさえておくのは大事ですね。