最近、企業の中で「新人はAIを使わない」という方針を取るところがあります。
これは、AIに頼りすぎると自分で考える力が育たないことを避けるためです。一方で、仕事の効率を上げるために、AIを積極的に使う企業もあり、意見が分かれています。

生成AIは、文章やプログラムなどを自動で作る仕組みです。大量のデータを学習してパターンを予測し、最も適した結果を返します。まだ完璧ではなく、間違えることもあるため、ただ出力をそのまま使うだけでは、内容を理解できずに作業することになりかねません。
AIを正しく使うには、出力を確認し、自分で判断・修正できる基礎知識が必要です。
たとえば、ある企業では新人エンジニアにAIで書かれたプログラムを任せました。結果、短期間で作業は完了したように見えましたが、確認したところ多くの修正点が見つかりました。AIの出力をそのまま使っただけでは、どこが間違っているのか理解できず、仕事が進まなかったのです。

その後、新人はまずプログラミングの基礎を身につけてからAIを使うことにしました。すると、自分で考えながら作業できるようになり、生産性も向上しました。
出力されたものをそのまま頼ると、実際にやりたいこととずれていたりするものです。その時に、さらにAIに指示をしたり、やりたいことを再確認するなどの微調整が必要と言えるでしょう。
このように、AIは便利な道具ですが、基礎能力を持った上で活用することが重要です。IT従事者である我々も、まず自分で考え、理解する力を育てたうえでAIを活用することが、仕事の質を高め、より効率的な業務の実現につながります。基礎を押さえた上での活用が、AI時代に求められる働き方の一つと言えるでしょう。
