カメラ映像からAIがクマを自動で検知し、管理者へすぐに通知するサービスが登場します。建設現場や公共施設、学校、観光地などでの利用が想定されており、夜間撮影に対応したカメラと組み合わせれば、昼夜を問わず監視できます。

この仕組みでは、カメラが撮影した映像をAIが解析し、映像の中にクマがいるかを判定します。こうした技術は物体検知※1と呼ばれ、人や車、動物など特定の対象を画像や映像から見つける用途で使われています。クマを検知すると管理者へメールを送るほか、Webhook※2を利用して社内チャットや警告灯、電光掲示板などと連携することもできます。

また、検知した情報はクラウド※3上で管理され、離れた場所から映像を確認できます。つまり、AIが「見つける」、システムが「知らせる」、人が映像を確認して「判断する」という役割分担です。AIによる判定には誤検知の可能性もあるため、最終的な対応を人が確認する仕組みも重要です。
例えば、山間部にある工事現場でクマがカメラに映った場合、AIが自動検知して担当者のチャットへ通知する仕組みを作れます。担当者は常に監視カメラを見続けなくても、通知を受けてから映像を確認し、作業員への注意喚起や避難などを判断できます。人による常時監視の負担を減らしながら、安全対策を支援できる例といえます。
IT業界に携わるわたしたちは、AI単体の性能だけでなく、「検知した後に誰へ知らせ、どう行動につなげるか」まで含めて仕組みを考えることが大切です。

※1 物体検知:画像や映像の中から、人や動物など特定の対象を見つける技術。
※2 Webhook:あるシステムで起きた出来事を、別のシステムへ自動的に知らせる仕組み。
※3 クラウド:インターネット経由でサーバーやデータを利用する仕組み。