こんにちは。新入社員のKです。
何度か本に関するブログを上げさせていただいておりますが、今回は 私もまだ読めていないけど 気になっており、近々読んでみたい本があるので紹介します。
●「愛書狂の本棚―異能と夢想が生んだ奇書・偽書・稀覯書」
この本は世界中の 不可思議な“本”を紹介してくれる本になります。
ここで記載されている奇書というのは 内容が理解が難しいようなものだけでなく、
本自体の造形や制作過程が奇妙であるものなどを10のテーマごとに紹介してくれます。
そのテーマとはこちら!
・「本」ではない本
・血肉の書
・暗号の書
・偽りの書
・驚異の収集本
・神秘の書
・宗教にまつわる奇書
・科学の奇書
・並外れたスケールの本
・変わった書名
どれも気になりますね!
個人的には“偽りの書”とか気になります。
恐らくここで紹介されるのは”偽書”と呼ばれるでたらめな内容の本のことだと思います。
有名なもので本の紹介にも記載されている 「台湾誌」などがここで紹介されそうです。
「台湾誌」とは、昔(1970年代)にイギリスで出版された台湾に関する偽書です。
作者(フランス人)が台湾人を自称し、空想で台湾の風習や文化・創作した台湾文字というものを詳細にまとめて出版した本です。
当時の西洋は東洋に関心はあっても、知識としては知らないことが多かったため このでたらめな内容の本が真実として信じられてしまい、作者は専門科として大学でこのでたらめな内容の講義を行ったこともあるそうです。
こんな感じで、世の中になかなか知られる機会がないような奇書を本棚にまとめてみたら? というコンセプトで生まれたのが「愛書狂の本棚―異能と夢想が生んだ奇書・偽書・稀覯書」なわけです。
昔から図鑑やら図説などを眺めるのが好きだったもので、これはかなり興味がそそられます。
早く手元でゆっくり読んでみたいものです。