今回は、佐渡島にいってきたその1は、世界遺産登録ほやほやの「金山」です。
佐渡島の金山には、相川金銀山、鶴子銀山、西三川砂金山という金山があります。
中でも、相川金銀山は、16世紀末から20世紀末まで国内最大の金産出量を誇った鉱山で、江戸時代から明治時代半ばにかけては、国が管理し、産出された金は全て貨幣として利用され、長期間にわたり、国の財政を支え続けました。
写真は、相川金銀山です。
真っ二つに割れた山。金銀を採るために人の手によって掘られた跡になります
これを手で掘っていたのは本当にびっくりです
また、北沢浮遊選鉱場にもいってきました。
もともとは銅の製造過程で行われていた技術であった浮遊選鉱法を金銀の採取に応用し、日本で初めて実用化に成功したものです。戦時下の大増産計画によって大規模な設備投資がされ、1ヶ月で50,000トン以上の鉱石を処理できることから「東洋一」とうたわれていたそうです。
北沢浮遊選鉱場は佐渡島のラピュタ―のとも呼ばれています。
当時の面影を残したまま植物に覆われた姿は、とても幻想的でした。