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ステラ書店~2冊目~

  • 投稿カテゴリー:本の紹介

こんにちは、M・Tです!

ステラ書店ということで、ステラのメンバーが読んだ本を紹介していくシリーズです。

 

長年生きていれば、理不尽な事や思わぬ壁にぶつかる事ってありますよね?

そんな時、折に触れて読んでもらいたいのが今回紹介する一冊です。

 

『道をひらく』

 

昭和43年の発刊以来、累計500万部を超え、いまなお読み継がれる驚異のロングセラー『道をひらく』。

こちらは、松下幸之助さんが自分の体験と人生に対する深い洞察をもとに綴った短編随想集になります。

 

松下幸之助さんといえば現在のパナソニックを一代で築きあげた経営の神様✨!

その神様が紡ぎ出した言葉は真っ直ぐで優しく、それでいてときに厳しく…

ストレスで固くなってしまった私たちの心にスッと浸透して、サラサラと解きほぐし元気をくれます!

いわゆる経営者の成功談というわけではなく、生きる上での心掛けを分かりやすい言葉で綴ってある本になります。

 

本書の中で、心に残ったところを紹介します。

【心の鏡】
『自分の身なりを正すためには、人はまず鏡の前に立つ。鏡は正直である。』

(身なりは鏡で正せるとしても、心の歪みまでも映し出しはしない。
だから、人はとかく、自分の考えやふるまいの誤りが自覚しにくい。
心の鏡がないのだから、ムリもないといえばそれまでだが、求める心、謙虚な心さえあれば、心の鏡は随処にある。)

 

この「鏡」の比喩は、唐の太宗の『貞観政要』にもあります。

“銅を鏡とすれば、衣服や冠を正すことができる。
古を鏡とすれば、世の興亡を知ることができる。
人を鏡とすれば、善悪を明らかにすることができる。
私は常にこの三つの鏡を保持して、自身の過ちを防いできた。”

このうち、本書では「人の鏡」の話をしており、

経営の神様は、人からの厳しい言葉は聞き入れ難いと拒絶するのではなく、謙虚に素直に受け入れることが大切であると説いています。

 

人生には、時にある人の言葉が大きな重みを持つことがあります。

日々の生活の中で、あるいは仕事の中で、ふと触れた言葉に勇気や希望を与えられたり、思わぬ道が開けたりすることもありますよね。

人生の教訓になることがたくさん散りばめられているので何度も読み返す価値のある本となっています。

ぜひお手に取ってみてください。