こんにちは、M・Tです!
ステラ書店ということで、ステラのメンバーが読んだ本を紹介していくというブログになります。
今回紹介する本は
『図でわかる 親と子のアドラー心理学』
こちらはアドラー心理学カウンセリング指導者の岩井俊憲さんが
書かれた親子で実践できるアドラー心理学の本です。
アドラー心理学という言葉をどこかで
聞いたことはありますか?
簡単に説明すると
オーストリアの精神科医アルフレッド・アドラーが提唱した
「人は目的のもと生きている、幸せになるには勇気を持つ」
というテーマから成る心理学のことです。
アドラー心理学は、現代のさまざまな問題に具体的な解決法を与える
実践的な心理学として、臨床現場はもちろんのこと、
育児、学校、企業でも、すでに有効に活用されています。
この本を単なる育児本だと思わず、
より良い人間関係を築いていくヒントが隠れている
アドラー心理学入門編として読んでいくと
いいかなと思います!
本書では子育て4つのキーワードとして
尊敬、共感、信頼、勇気をあげています。
尊敬
人それぞれに、年齢・性別・役割・趣味などの違いはあるが、
人間の尊厳に関しては違いがないことを受け入れ、
礼節をもって接すること。
共感
目で見て、耳で聞き、心で感じ、
子供(相手)の関心(好奇心)に関心(好奇心)を持つこと。
信頼
無条件に子供(相手)を信じる決意をして、
子供(相手)の行動に不適切な側面があるとしても
子供(相手)の人格を全面的に受け入れること。
勇気
困難に直面しても乗り越えていける力を持つこと。
本書では特に
“勇気付け”が大切であると説いています。
この“勇気付け”とは、困難を克服するための
内なる活力のことです。
アドラー心理学が別名「勇気の心理学」と
呼ばれている点からも分かる通り、
“勇気付け”によって、
自分の目的や行動が変わることで新しい自分へと成長できたり、
また他者に対して発信し、他者が自分自身の力で生きていけるよう
サポートしたりすることも含めた言葉として解釈されています。
対等な立場でお互いを尊重しながら新しい一歩を踏み出す勇気、
これこそがアドラー心理学の神髄です。
親子関係にはもちろんのこと
私達の普段の人間関係にも充分
活かされるのではないかな〜
と思っています!
心理学にちょっと興味があるけど、
難しそうで手を出せずにいる方にこそ
読んでもらいたい一冊です。